国大協「2019年度 ユニバーシティ・デザイン・ワークショップ」を開催(8/30~9/1)
お知らせ
国立大学協会は、8月30日(金)から9月1日(日)にかけて、クロス・ウェーブ府中(東京都府中市)において、2泊3日の合宿形式による「ユニバーシティ・デザイン・ワークショップ」を開催しました。
この研修会は、国立大学法人及び大学共同利用機関法人における将来の経営人材を育成するため、マネジメント力の向上とともに参加者間のネットワークの構築を図ることを狙いとして、昨年度から開始したものであり、今年度は各機関の所属長から推薦された51名の理事、副学長、部局長等が参加しました。
研修会では、初日に首都大学東京理事・筑波大学名誉教授の吉武博通氏から「国立大学に求められるマネジメントとリーダーシップ~改革の本質と手順を問い直す~」、2日目にコマツ特別顧問の野路國夫氏から「コマツのイノベーション戦略」、3日目に放送大学学園理事長・九州大学前総長の有川節夫氏から「大学をどのように改革してきたのか」と題し、それぞれご講演いただきました。
参加者には、大学マネジメントに関する文献の講読や、ビデオ教材の視聴等を事前に課しており、それらを踏まえて、自大学のあるべき姿・現状とそのギャップを埋めるために必要なことについてレポートを作成したうえで研修会に臨みました。研修会の中では、事前レポートと3つの講演の内容をもとに、グループに分かれて3回、計6時間にわたる活発な討議を行ったほか、グループ討議の内容を踏まえ2回、計3時間の全体討議を行いました。さらに、合宿の利点を生かして、2晩とも夜遅くまで大変熱心な情報交換が行われました。
開催後のアンケートでは、「大学におけるマネジメントのあり方、リーダーシップの本来の意味を再認識することができ、今後の大学運営に大変参考になった」「同じ問題を抱える大学での取り組みが非常に参考になった」「たくさんの他大学の人脈を構築できた」といったコメントが寄せられました。
【グループ討議のテーマ】
1)高等教育を取り巻く環境、政策動向、ビジョンを構想するための視野と能力
2)参加者の所属大学の将来像とそれを実現するための方策や課題
3)戦略の構築、組織・仕組みの整備、リーダーシップ
開会挨拶をする松尾清一国立大学協会事業実施委員会委員長(名古屋大学総長)
吉武博通 氏(首都大学東京理事、筑波大学名誉教授)
野路國夫 氏(コマツ 特別顧問)
有川節夫 氏(放送大学学園理事長、九州大学前総長)
グループ討議の様子
全体写真