平成29年度国立大学法人トップセミナーを開催(8/24-25)
お知らせ
国立大学協会は、8月24日(木)・25日(金)の両日、横浜市のホテルモントレ横浜において、平成29年度国立大学法人トップセミナーを開催しました。
このセミナーは、国立大学法人等の長を対象とし、政財界の方々を講師に招いての講演や分科会、全体討議等を通じて国立大学の運営に関する意識共有を図り、各大学の機能強化を一層進めることを目的としています。平成17年度から毎年実施しており、13回目の今回は、61名の学長・機構長が出席しました。
1日目は、松尾清一副会長の開会挨拶の後、渡海紀三朗衆議院議員の講演が行われ、様々な課題を抱える我が国の高等教育において、イノベーション創出を進めていくための国立大学改革、人づくり革命等の政策動向について紹介があった後、国立大学への期待が述べられました。
その後、「高等教育のグランドデザイン」をテーマとした分科会を開催しました。永田恭介副会長による基調講演の後、先般同協会から公表された「高等教育における国立大学の将来像(中間まとめ)」の内容にもとづき、教育、研究をはじめ、産学連携、国際展開や将来的な国立大学の規模及び経営形態等のトピックについて、6つのグループに分かれて活発な議論が交わされました。
2日目には、小野寺正KDDI株式会社取締役会長の講演が行われ、ソフトウェア人材育成の必要性の高まりや急速なグローバル化の進展といった昨今の情勢を踏まえ、産業界ならではの視点で日本のイノベーションの原動力となる大学教育の課題を浮き彫りにし、今後の国立大学改革への期待が述べられました。
最後に行われた全体討議では、前日の分科会における議論のまとめが各グループから発表され、それらに対する松尾副会長、永田副会長からの総括コメントをもって盛会のうちに終了しました。
【8月24日(木)】
<講演>
1.【国立大学に対する期待(イノベーション創出の観点から)】
衆議院議員 渡海 紀三朗 氏
2.【高等教育のグランドデザインについて】
筑波大学長 永田 恭介 氏
<分科会>
高等教育のグランドデザインに関する分科会
【8月25日(金)】
<講演>
1.【国立大学への期待】
KDDI株式会社 取締役会長 小野寺 正 氏
<全体討議>
開会挨拶をする松尾 国立大学協会副会長
【国立大学に対する期待(イノベーション創出の観点から)】
の講演を行う 渡海 衆議院議員
【高等教育のグランドデザインについて】
の講演を行う 永田 筑波大学長
【国立大学への期待】
の講演を行う 小野寺 KDDI取締役会長
分科会の様子
総括討論の様子