2.1 |
大学入試センター試験を「選抜試験」として利用するうえで、公平性を欠くことのないように、利用実態に即して制度的な条件整備を行うことを大学入試センターに要望する。 |
2.2 |
国立大学志願者(一般選抜)については、原則として大学入試センター試験5教科7科目の受験を課す。
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2.3 |
試験科目の選択が制限されぬように、また余裕をもって受験ができるように、大学入試センター試験の試験期間を1日延長して3日間とする。 |
2.4 |
確実な成績情報のもとで個別大学への出願が可能となるように、大学入試センター試験成績の事前通知の実現をめざす。 |
2.5 |
大学審議会の提案する大学入試センター試験の複数回実施は、資格試験的取り扱いが前提でなければ、単に競争が2回となるだけで、さらに熾烈な競争が生じ、試験の改善にはつながらない(参照、資料;大学審議会「大学入試の改善について」(中間まとめ)に対する意見)。また実施面からみても、問題の難易度調整等について、現状では解決の困難な課題が山積している。そのため、現行制度の枠内において、「やり直し」への配慮を講じるとすれば、追試験(大学入試センター試験)の改善を優先するべきであろう。追試験受験については、その条件が厳しく制限されているため、現状では、病気、事故等による欠席にもかかわらず、追試験を受験できない者が相当数存在する。これらの受験者をできるだけ多く救済できるように、追試験受験の条件緩和を要望したい。 |