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「東日本大震災後の1年を顧みる」シンポジウムを開催【滋賀大学】

シンポジウムの様子

 滋賀大学及び京都・滋賀サステイナビリティ・インスティチュートは共催で、「東日本大震災後の1年を顧みる」シンポジウムを平成24年3月21日に学術総合センター・一橋記念講堂で開催しました。

 このシンポジウムは、東日本大震災から1年余りを顧みて、パラダイム・シフト(思考・制度の枠組みの変化)の中身について吟味し、これからの経済、エネルギー、環境に関わる政策の転換について展望し、とりわけ、減原発下での温暖化対策について討論が行われました。

 冒頭、主催者を代表して佐和隆光滋賀大学長の挨拶に続き、第1部では、「彦根城中堀のブラック・スワン~大震災と原発事故を考える」(佐和同大学長)、「日本「再創造」~「プラチナ社会」の実現に向けて」(小宮山 宏 三菱総合研究所理事長・東京大学総長顧問)、「震災から1年を振り返って」(福山哲郎 元内閣官房副長官・参議院議員)の3名による基調講演が行われました。

 続く、第2部では、「これからの環境・エネルギー・経済を考える」と題したパネルディスカッションが、一方井誠治 京都大学特定教授をコーディネーターに、柏木孝夫 東京工業大学大学院教授、北澤宏一 科学技術振興機構顧問・元理事長、小島敏郎 青山学院大学国際政治経済学部教授、澤 昭裕 国際環境経済研究所長、平田仁子 気候ネットワーク東京事務所長、福山哲郎 参議院議員の6名をパネリストに行われ、「震災後の変化と今後の対応」、「今後の気候変動政策について」をテーマに、気候変動をはじめとする環境問題、これに深く関わるエネルギー問題、及び両者に影響する今後の日本の経済問題に関して、東日本大震災と原発事故によって、それまでの状況と何が変わったのか、今後どのように対応していくべきか、また、気候変動政策を中心とした観点からの今後のエネルギー政策や経済政策の論点などについて、それぞれの立場からの発言が活発に行われました。

※写真:左上 基調講演する佐和学長
    右上 小宮山 宏 氏
    左下 福山 哲郎参議院議員
    右下 パネルディスカッション