日本におけるドイツ年記念シンポジウム 報告
"日本におけるドイツ年記念シンポジウム" 日独における高等教育改革-評価と将来構想-報告
国公私立大学団体国際交流担当委員長協議会(JACUIE)(座長:宮原秀夫大阪大学総長)は、ベルリン日独センター(JDZB)とドイツ大学学長会議(HRK)との共催で、2月28日(火)に日本におけるドイツ年記念シンポジウム「日独における高等教育改革-評価と将来構想-」を学術総合センター一橋記念講堂で開催した。シンポジウムには国公私立大学の理事長・学長やドイツ留学経験者の学者等240名余が参加し、活発な議論が行われた。
会議は日独両国がこれまで経験をした大学改革、具体的には「大学の役割の変化」、「国際化」、「大学経営と財政制度改革」、「学修構造改革」などに焦点を当て、両国それぞれの学長や大学団体の長からのプレゼンテーションの後、大学改革についてその改革を将来にどのように活かしていくべきか、グローバル時代における未来の高等教育の役割、そして戦略はどのようにあるべきかについて、様々な観点から議論が行われた。
会議は日独両国がこれまで経験をした大学改革、具体的には「大学の役割の変化」、「国際化」、「大学経営と財政制度改革」、「学修構造改革」などに焦点を当て、両国それぞれの学長や大学団体の長からのプレゼンテーションの後、大学改革についてその改革を将来にどのように活かしていくべきか、グローバル時代における未来の高等教育の役割、そして戦略はどのようにあるべきかについて、様々な観点から議論が行われた。
その後のパネルディスカッションでは、小林氏や宮原JACUIE座長、ヨハン=ディートリッヒ・ヴァーナー氏(ダームシュタット工科大学長)、上田浩二氏(ベルリン日独センター副事務総長)、小松親次郎氏(文部科学省国立大学法人支援課長)からそれぞれのセッションや基調講演を踏まえた意見が述べられた一方、会場からも忌憚のない意欲的な意見が寄せられ、活発に議論がなされた。
日本とドイツでは法人化や財政改革、大学の業績評価など、様々な大学改革が行われているが、このシンポジウムを機に、両国の大学長が苦労している点や共通点が確認されるとともに、未来に向けて引き続き両国が共に大学の役割について考えていくことへの希望が述べられた。本会議に先立ち27日には、日本側のJACUIE主催レセプションが学士会館で、会議当日の28日にはドイツ側ノルトライン・ヴェストファーレン州イノベーション・科学技術研究省主催のレセプションが開催され、会議を盛り上げた。