60号 Challenge!国立大学 特集【進化し続ける大学図書館】
筑波大学
視覚障害等のある学生に向けた資料の電子化を推進
利用者の求めに応じて図書や学術文献を 電子化し提供できる体制を整備
多様な学生が円滑にサービスを利用できる環境を整えることは、大学図書館においても重要な使命である。筑波大学附属図書館は、学内の障害学生支援部局であるDAC(ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリア)センターと連携し、視覚障害等で読書が困難な学生を対象に、利用者の求めに応じて図書や雑誌論文をPDF やテキストデータ化し提供する体制を整備。2017 年度にサービスの試行を始め、2019 年度より本格的な運用を開始した。利用者はパソコンで拡大表示したり、読み上げソフトで音声化したりしてテキストデータを活用する。
同大学アカデミックサポート課課長の山本淳一氏は「2016 年に施行された『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律』を受けた取組ではありますが、筑波大学には『開かれた大学』を目指し『柔軟な教育研究組織』と『新しい大学の仕組み』を実現するという基本理念があります。附属図書館もその理念に則り、学術情報基盤として教育・研究に必要とされる資料をあらゆる学生に提供することを図りました」と話す。
2021 年5 月25 日までにPDF87 件(図書61 件・論文26 件)、テキストデータ60 件(同39 件、21件)の電子資料を作成し、提供できる形にしている。
学生の協力のもと きめ細かく膨大な作業に対応
資料の電子化の作業は、まず紙の資料をスキャンしてPDF を作成し、OCR ソフトを使ってテキストデータ化するのだが、誤って変換される文字も少なくない。複数のスタッフが何度も文字校正を行い、テキストの精度を高めていく。
アカデミックサポート課多様化支援担当の中村洋子氏は「図書館職員だけで対応するのは難しく、どのような体制で運用していくか、DAC センターと話し合いました。結果、図書館で働く学内ワークスタディの学生と、同センターのピア・チューター(障害のある学生の支援活動に携わる学生)のチームが協力して作業を行っています」と説明する。
もう一つの課題は、テキストデータ化が困難な図表やグラフの扱いだった。自らも視覚障害がありながらピア・チューターを務める人間総合科学研究群障害科学学位プログラム2 年の高橋利恵子氏は「学術書は『グラフ参照』という記載が多く、グラフの説明文を省略されると内容が把握できなくなります。その点は譲れません」と訴える。OCR ソフトではテキスト化ができないため人が解読して説明文を作成するしかないが、専門分野の文献は知識がないと対応が難しい。
「全学の学生がピア・チューターになれますし、学内ワークスタディも理系・文系の様々な学生がいます。それだけに学生が協力する意味は大きく、総合大学の強みが活かせると思っています」と高橋氏。
作成したテキストデータを 国立国会図書館にも提供
前述の法律の施行を受け、文部科学省や国立国会図書館が電子化されたテキストデータの提供を各大学図書館に呼びかけた。筑波大学附属図書館はそれに応じ、作成した全文校正済みテキストデータを国立国会図書館に対し31 件提供(2021 年5 月現在)。それらは、同国会図書館の視覚障害者等用データ送信サービスを通じて、全国の視覚障害者等個人や図書館等に提供される。学内に留まらず、社会全体に貢献する取組となっているのである。
中村氏によると「視覚障害のある大学院の卒業生から『おかげで大変充実した研究活動や学習ができました。今後資料電子化がさらに充実することを願っています』というメールを頂きました」と話す。高橋氏を含め利用者からの評判は良好だ。
山本氏は「すべての学生に学術情報を提供することは、学習・研究の支援組織である図書館の役割。始まったばかりの活動ですが、まずは継続してその役割を果たしていくことが重要と考えています」と話す。
高い学習意欲を持つ多様な学生のために、同様の取組が全国の大学図書館に拡がることを願う。
左:山本 淳一 中:高橋 利恵子 右:中村 洋子
(やまもと じゅんいち) (たかはし りえこ) (なかむら ようこ)
筑波大学 学術情報部 筑波大学 筑波大学 学術情報部
アカデミックサポート課 人間総合科学研究群 アカデミックサポート課
課長 障害科学学位プログラム 2年 多様化支援担当
千葉大学
空間· コンテンツ· 人的支援を有機的に結合する支援基盤を構築
「図書館の支援」を超える きめ細かな対応を実践
千葉大学では2011 年、図書館を基盤に「空間」「コンテンツ」「人的支援」を有機的に結合して学修支援を行うアカデミック・リンク・センターを設立。現在では学部生のみならず大学院生、教員、職員までを対象とした教育・学習・研究の支援をトータルに行っている。
竹内比呂也附属図書館長は、「以前から情報メディア基盤センター(当時)と共働しICT を装備した新図書館をつくる計画はありました。2008 年に文部科学省の中央教育審議会で『学士課程教育の構築に向けて』(答申)が提言されたことを機に『考える学生の創造』を目指した支援活動の基盤として同センターを創設したのです」と説明する。
活動の領域は広範で、近年は、学修支援ポータルサイト「Encourage YOUR e-Learning!( 以下:EYeL!)」、図書館が公開・提供するコンテンツを利活用できる「千葉大学学術リソースコレクション:c-arc」、オンラインによる英語論文の作成支援など、ウェブを活かした取組の一方で、職員の高度化を図る「ALPS 教育・学修支援専門職養成履修証明プログラム」などリアルでの活動も展開する。
支援の内容は深い。例えば英語論文の作成支援は校閲結果を本人に戻すだけでなく、「言葉のニュアンスから書き方まで外部のスペシャリストがマンツーマンで指導します」と國本千裕同センター特任准教授は話す。
また、「大学教育の在り方にまで踏み込むのは図書館の仕事ではないという議論はあると思います。しかし、学習者一人一人と向き合い、そのニーズをいかに満たすかが図書館の使命。そこに学習支援の可能性があり、その際蓄積してきた学術的リソースを活かすべきと考えています」と竹内館長は話す。
教員· 職員· 学生が 三位一体で支援を充実化
「EYeL!」は、職員の小林裕太氏がサイトの立ち上げから運用までのシステム面を担当。同氏はもともとウェブの知識があったわけではなく独学で身につけたという。
「図書館の本質は変わらなくても、表層的な在り方は時代とともに変化していきます。図書館職員は支援の専門職ですから、変化に対応できるように学び続ける必要があります。その姿勢で仕事に取り組む先輩方の背中を見て、自分もスキルの向上に努めてきました」と話す。
具体的な職員研修のない業務もあるが、自己成長を促す環境が意欲あふれる職員の養成につながっている。
「学修支援のコンテンツは、職員だけでも教員だけでも作れません。まず教員が草案を作り、職員がサイトに実装する際『これでは読みにくい』など忌憚なく意見を述べ、さらに学生スタッフが『もっとこうしてほしい』と当事者の立場でリクエストします。教員・職員・学生が連携し支援を充実させているのです」と國本特任准教授は説明する。
リアルの場の「豊かさ」と オンライン環境の融合を目指す
新旧の図書館をいずれも体験している人文公共学府博士後期課程3 年の出川英里氏は、「以前は『黙って勉強する場所』というイメージでしたが、今は話し合いながら勉強できるスペースがあり、自主的に勉強会を開くこともできます。自由度の高い環境も魅力です」と話す。
竹内館長は、「偶然いろいろなものを見つけて刺激を受けることができるリアルならではの場づくりも意識しています」と話す。今後の課題もまさに「e- ラーニングの環境とリアルの学習の場をどのようにしてつなげるか」だという。
「リアル空間がもたらす『豊かさ』は、キャンパスの命そのもの。オンライン環境がメインとなっても『豊かさ』を実現することがテーマです」。
揺るぎない活動基盤を得て、同図書館が今後どのような支援を作りだしていくか注目したい。
中左:小林 裕太(こばやし ゆうた) 中右:竹内 比呂也(たけうち ひろや)
千葉大学 千葉大学 副学長・人文科学研究院教授・
附属図書館 図書系職員 附属図書館長・アカデミック・リンク・センター長
左:出川 英里(でがわ えり) 右:國本 千裕(くにもと ちひろ)
千葉大学 千葉大学
人文公共学府人文公共学専攻 アカデミック・リンク・センター
人文科学コース博士後期課程 3年 特任准教授
※写真はいずれもコロナ禍前に撮影したものです
浜松医科大学
学修を支援し卒業生や地域にも開かれたSociety5.0型図書館へ
自律的な学修を支援するために 紙から電子への転換を英断
増え続ける蔵書が書架の狭隘化を招き、管理にも多大な労力がかかることは多くの大学図書館が抱える悩みと言える。浜松医科大学では、その問題を解消すべく2019 年に図書館の全面改修を行った際、「スマート・ライブラリ」をコンセプトにSociety5.0 時代にふさわしい図書館への刷新を図った。多様な学修スペースとともに情報・コミュニケーション機器も備え、資料も紙から電子中心へと方針を転換。情報の収集・保存に留まらず、情報の生成・発信という新たな役割と機能を有する施設に生まれ変わった。
同大学学術情報課課長の加藤淳一氏は「本学の使命でもある『医療人材育成に欠かせない自律的な学修の支援』を実践するために、電子資料の重点的な収集、e ラーニング教材の作成・供給、さらに動画教材などを活用した最新医療の習得支援を図書館として提供することを目指しました」と話す。
計画の策定にあたって特に議論されたのは、蔵書の処分の問題。
加藤氏は「医学や看護学の場合、古い情報はむしろ害悪になる可能性もありますが、資料の保存は図書館の重要な使命です。ある教員からは『高潔な人格形成のための図書を処分するとは何事か』とお叱りも受けました。しかし、成功か失敗かはあとにならないとわからないこと。このままでは時代に乗り遅れてしまうため勇気をもって前に進み、万一失敗だったとしても将来の教訓になれば意味があると考えました。蔵書のメンテナンスにかかる費用なども提示して、最終的には反対した教員にも納得していただきました」と説明する。
留学生や潜在看護師など 多様な背景を持つ人々の支援も
浜松医科大学のスマート・ライブラリは様々な特長を持つ。一つは全館24 時間利用可能であること。学生、教職員、さらに卒業生や地域の医療従事者も申請・登録すればいつでも図書館を利用できる。
学修スペースも多彩で、英語のスピーキングの練習などに適した吸音材使用の部屋、動画の撮影・編集機材を備えたスタジオ、留学生など多様な背景を持った学生に対応すべく礼拝室や授乳室として利用できる個室も用意されている。人気が高いのは、学生同士で医師役・患者役になって実習の予習・復習が行えるワークルームや、Wi-Fi 環境や電子黒板を完備し勉強会などに利用できるディスカッションルームなどである。
その一方で、学務課と連携した学修支援システムにより講義動画のオンデマンド配信も行い、本年6 月現在で約4,000 コンテンツを提供。また、学内研究の網羅的なオープンアクセスも実施し、すでに1,300 件の研究が登録されている。
さらにリカレント教育の一助として、卒業生に向けた学外文献複写取り寄せなどのサービスを提供。今後は、資格を持ちながら現在は仕事に就いていない「潜在看護師」の支援も検討中とのこと。
「医療について調べたい、もっと知りたいと思う方々が、気軽に資料にアクセスできるオープンな図書館にしたいと考えています」と加藤氏。
地域社会に開かれた 身近で便利な大学図書館へ
大学図書館がコンセプトを一新し、卒業生や地域の医療従事者なども活用できる場となったことで「職員も学外にアンテナを張り、地域社会がどんなことに興味を向けているかを意識するようになったと感じます。とても風通しの良い図書館になりました」と、加藤氏はスマート・ライブラリ化のもう一つの効果を語る。
「医科大学の個性を生かしつつ、よりたくさんの方々に『大学図書館は本が置いてあるだけでなく、調べ物が気軽にでき、便利な機能もたくさんある』ということを認識していただけるように、今後も取り組みたいと思っています」。
医科大学の附属図書館という位置づけを明確にしながらも、Society5.0 時代において幅広い人々に開かれた図書館へと進化を続けていくことが期待される。
大阪大学
大学図書館と公共図書館が一体化した、新たな社会連携の形
国内初、指定管理者として 国立大学が公共図書館も運営
利用者の満足度を向上させる多様で質の高いサービスの提供は、大学図書館に限らずすべての図書館にとっての課題と言える。大阪大学は、箕面キャンパスの移転に伴い、箕面市が新キャンパス隣接地に整備する複合公共施設内の図書館と生涯学習センターについて、その管理運営を行うことで2016 年に同市と合意した。そして、2021 年5 月1 日、大阪大学附属図書館外国学図書館の約60 万冊、箕面市立萱野南図書館の約11 万冊の蔵書を併せ持った箕面市立船場図書館が開館。国立大学が指定管理者として無償で管理運営を行うという、国内初の取組となった。
大阪大学附属図書館の尾上孝雄館長は「大阪大学には研究の発展、学習環境の向上という目的があり、また箕面市は市民の知的環境を整えるとともに活気ある街づくりを目指しています。本学が運営する特性を活かした蔵書や図書館サービスを多様な利用者に活用していただくことで、大学にも地域社会にも成果を還元することが期待できます」と話す。
大きな期待の背景には、箕面キャンパスならではの特徴もある。古川裕副館長は「ここは、外国語学部や言語文化研究科、留学生を受け入れる日本語日本文化教育センターがある国際色豊かなキャンパス。市民向けに外国語の絵本の読み聞かせ活動や講演会などを行い、そこに在学生や留学生が参加して地域交流のハブにしていくことも目指します」と説明する。
また、長い歴史に育まれた資産も多い。「外国学図書館は1921 年に設立された大阪外国語学校がルーツで、100 年間に蓄えた貴重な書物を継承しています。それらも市民に向けたアクティビティとして活用していく方針です」と尾上館長。
幅広い利用者のために 年間350 日以上開館
大学図書館と公共図書館の二つの側面を併せ持つため新たな課題もある。尾上館長は「図書館としての機能やステークホルダーが根本的に異なります。例えば、大学図書館は平日、公共図書館は土日の利用が多く、双方の開館日を合わせたところ休館日は年間14 日だけになりました」と話す。
従来、同外国学図書館の休館日は年間60 日程度。そのため人的リソースが必要となるが、「大学図書館部分と公共図書館部分を分けたりせず、全館同じ開館日にこだわりました。すべての利用者の方にすべての機能を使っていただくことが新しい図書館のコンセプトなので、そこまで踏み込むことは大切だと考えています。また、国立大学の図書館は『国の資産』と言えますが、キャンパスの中だけにあっては地域への還元は進みにくいもの。大阪大学には他に三つの附属図書館がありますが、それらも巻き込む形で、今まで集積してきた知を学外と共有し、大学の良さを知っていただく機会とすることも取組の一つのビジョンです」とも語る。
「こんな図書館で働きたい」と 思われるスキルアップの場に
当面、指定管理者である大阪大学の職員が新図書館の業務を行うことになるが、一般市民という新たなステークホルダーへの対応をいかにこなしていくかも大きな課題である。
尾上館長は「今まで経験のないサービスを実施するのは、多くの職員にとってチャレンジだと思います。ただ、ここで蓄えた新しい知見は再び通常の大学図書館で働くことになった際の糧になり、さらにスキルアップできるという意識を持ってもらいたいと願っています。そして、図書館職員を志すすべての方々から『ここで働きたい』と思っていただけるようなモデル的な施設にしたいと思っています」と抱負を語る。
本年5 月に船出したばかりの新しい図書館が、教員、学生、職員、さらに市民といった多様な人々の知的好奇心をどのように満たし、新たな交流を生み出していくか楽しみである。
古川 裕(ふるかわ ゆたか) 尾上 孝雄(おのえ たかお)
大阪大学 附属図書館 大阪大学 理事・副学長・附属図書館
副館長(外国学図書館担当)・教授 館長・教授
東京学芸大学
本のある図書館空間· 書架ブラウジングをオンライン化
東京学芸大学はMistletoeJapan 合同会社と連携協定を締結し、「遊びと学びがシームレスにつながる活動」を支援し、公教育のオープンイノベーションを形成していくExplayground(エクスプレイグラウンド)という事業を推進している。同事業は、大学が学校・企業・教育行政・市民と連携・協働する取組。その中で附属図書館も、図書館が収集・整理・保存・提供した知が、教育や研究の場において、吸収・活用され、新しい知が創出・発信される「知の循環」の再構築を掲げ、デジタルを活用した「図書館と知の未来」を模索する活動を行っている。
2020年4月からの臨時休館の中で、図書館空間のオンライン化に取り組み、学外から書架を眺めて本を探すことのできる「学芸大デジタル書架ギャラリー」を公開。教育学分野を中心に約19,600 冊の本の背表紙画像224枚をウェブサイト上で見ることができる。Explayground の技術支援により「3D書架」も作成した。リアルの図書館に入館できなくても思わぬ本との出会いがあり、知的な刺激を受けることのできるブラウジング体験を提供している。
アクセス数は月平均680 件。学生たちからは「授業の課題をこなす際にその分野の本がある棚を見に行ったり、自分の研究分野外で大筋を把握するために棚を見て本を探したり、自宅で書架を眺めることができる」と好評である。
その一方で、発見した本を借りるための機能向上の要望も出ている。
同図書館では並行してラーニングコモンズを拡張する増築工事も行っており、リアルでもオンラインでも「場所」としての図書館機能の向上を目指している。
京都工芸繊維大学
図書資料を「見せる/魅せる」ことで新たな情報発信
京都工芸繊維大学附属図書館では、2018年度より学内の美術工芸資料館と連携し、同館での展覧会に関連する図書資料の多角的な展示「ML《Museum-Library》連携展示」を実施している。従来は図書館スタッフが折に触れて実施してきた「ミニ企画展示」の拡張が狙い。
また学内のデザイン系研究室と連携し、図書に関する課題で制作された学生作品を展示して、本の価値を再検証、再認識する機会を提供している。
本を作成した学生からは「普段のデザインの課題の展示と比べて、学内の多様な方に見ていただける機会となり大変有意義であった」との声も聞かれた。
さらに、2019年度末には、蓄積された大学史アーカイブを駆使して大学の歴史を公開するための図書館展示室を開設した。
これらによって学生は図書館を通して大学の歴史や隣接する専門分野について知ることができるようになり、展示期間中、企画テーマに関連する図書の貸出が増加するなど、学生の知的好奇心の喚起にもつながっている。
一方、同図書館には、大学の教育と研究の歴史を反映する、国内でも有数のデザイン関係資料と蚕糸業関係資料が蓄積されている。その中には、かつて教材として使用された掛図など視覚資料も含まれる。2021年2月には「高等教育機関における視覚教材–蚕糸業教育における掛図–」と題したシンポジウムを開催し、内容を動画で公開。これらの貴重な資料類を適宜公開し、学内だけではなく広く社会に向けて発信することも図書館の使命と考えている。