国立大学協会「第21回大学改革シンポジウム『カーボンニュートラルの実現に向けた大学の取り組み』」を開催(11/2)
お知らせ
国立大学協会は、11月2日(水)、第21回大学改革シンポジウム『カーボンニュートラルの実現に向けた大学の取り組み』をオンラインにて開催しました。
本シンポジウムは、高等教育関係者、学生、産業界、報道関係者、その他広く一般を対象とし、平成17年度から毎年、高等教育を取り巻くテーマで実施しており、今回は約270名が参加しました。今回は「カーボンニュートラルの実現に向けた大学の取り組み」をテーマに、基調講演では、カーボンニュートラルの実現に向けた世界、日本、大学の取り組みについて学び、パネルディスカッションでは各機関の事例に触れることで、大学が何をすべきか問いかけ、発信する機会としました。
はじめに、髙村ゆかり氏(東京大学未来ビジョン研究センター 教授)に「カーボンニュートラルに向かう世界と大学の役割」と題して講演いただきました。続くパネルディスカッションでは、谷口真人氏(総合地球環境学研究所 教授・副所長)に「カーボンニュートラル達成に向けた大学等コアリション」についてご説明いただき、続いて黒川秀樹氏(埼玉大学 理事(研究・産学官連携担当)・副学長)、林泰弘氏(早稲田大学理工学術院 教授)、今田博己氏(東京電力ホールディングス株式会社経営技術戦略研究所 事業開発推進室長)の3名のパネリストより所属機関のカーボンニュートラルに関する取組状況について説明していただきました。後半は、コーディネーターである谷口真人氏の進行のもと、参加者からの質問などを踏まえ、積極的な議論が行われました。また、総合司会をお茶の水女子大学理学部情報科学科2年の喜多陽花氏にお願いするとともに、東京大学新聞の学生記者からも質問がありました。
参加者からは、「2050年に向けたゼロカーボンへの動き、取組に加え、大学らしく教育カリキュラムに至るまで意見が交わされ、大学が本来持つべき役割を再認識することが出来た。」「各発表者が高い識見を持って課題解決のために未来への責任を実現しようとしており、深い感銘を受けた。」「パネルディスカッションに学生の視点が盛り込まれていたのが良かった。」などのコメントが寄せられました。
髙村ゆかり氏( 東京大学未来ビジョン研究センター 教授)
パネルディスカッションの様子
喜多陽花氏(お茶の水女子大学理学部情報科学科2年)