国立大学協会令和4年度大学マネジメントセミナー 【これからのリカレント教育】」を開催（11/22）

国立大学協会は、11月22日（火）、令和4年度大学マネジメントセミナーをオンラインにて開催し、各大学等から約400名が参加しました。

本セミナーは、大学及び高等教育を取り巻く情勢や社会的要請を理解し、法人等のマネジメントを推進していくための情報や交流の機会を提供することを目的としています。今回は、「これからのリカレント教育」をテーマに、基調講演及びパネルディスカッションを通して、リカレント教育をめぐる動向と産業界からの要望を踏まえ、大学はどのように取り組むべきなのかを学ぶ機会としました。

始めに、岩永雅也氏（放送大学 学長）により、「リカレント教育の現状と課題 ～フロントエンドからの脱却～」と題し、日本におけるリカレント教育の潮流と最近の動向・課題について、諸外国の動向も含めた講演をしていただきました。

続くパネルディスカッションでは、中尾光之氏（東北大学 副理事（AI・データ戦略担当））、若林良和氏（愛媛大学 理事・副学長（社会連携、人事マネジメント担当））、大里隆也氏（株式会社帝国データバンク プロダクトデザイン部 プロダクトデザイン課 課長補佐）、野島祐樹氏（株式会社パソナJOB HUB ソーシャルイノベーション部 プロデューサー）の４名のパネリストに、所属機関のリカレント教育に関する取り組みを発表していただきました。その後、講演に引き続き岩永氏にコメンテーターとして登壇いただき、コーディネーターである両角亜希子氏（東京大学大学院教育学研究科 大学経営・政策コース 教授）による進行のもと、リカレント教育の推進に向けた課題や今後の展望について参加者からの質問なども踏まえ、活発なディスカッションが行われました。

参加者からは、「リカレント教育を受ける企業側の意見が聞けて、大学と企業が連携を深めていく上で重要となる点を知ることができ、有益であった」といった意見が寄せられました。

岩永　雅也 氏（放送大学　学長）

パネルディスカッションの様子