国大協News

国立大学協会「第23回大学改革シンポジウム『博士人材の活躍の促進』」を開催(1/16)

お知らせ

 国立大学協会は、1月16日(木)、第23回大学改革シンポジウム『博士人材の活躍の促進』をオンラインにて開催しました。
 本シンポジウムは、高等教育関係者、学生、産業界、報道関係者、その他広く一般を対象とし、平成17年度から毎年異なるテーマで実施しており、今回は約350名が参加しました。「博士人材の活躍の促進」をテーマに、基調講演、事例紹介及びパネルディスカッションを通じ、幅広い視点による博士人材の拡大を図る方法や様々な分野での活躍を促進させる具体的取組を共有しました。
 はじめに、益一哉氏(産業技術総合研究所量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター長、東京科学大学特別顧問)から「博士人材育成は如何におこなうのか(理工学の視点)」と題して、小路明善氏(アサヒグループホールディングス株式会社取締役会長兼取締役会議長、一般社団法人日本経済団体連合会副会長)から「高度専門人材の育成と活躍推進に向けて」と題してそれぞれご講演いただきました。後半は、大隅典子氏(東北大学副学長(広報・ダイバーシティ担当))、橋本沙織氏(トヨタ自動車株式会社人材開発部部長)からそれぞれの所属先での博士人材の採用・育成等の取り組みについてご紹介をいただきました。その後、ご講演・事例紹介を担当された4名と当協会の位田隆一専務理事により、パネルディスカッションが行われ、参加者からの質問などを踏まえて、積極的な議論が展開されました。
 参加者からは、「大学側と産業界側の博士人材に関する意識や課題、そして目指すべき方向性が明確になった。」「博士課程の学生への認識を変えるきっかけになった。」「普段ではお聞きできない、企業側の考え方に触れることができた。」などのコメントが寄せられました。

                   パネルディスカッションの様子