平成30年度国立大学法人等若手職員勉強会の開催について(12/18-19)
お知らせ
国立大学協会は、12月18日(火)、19日(水)の両日、学術総合センターにおいて、平成30年度国立大学法人等若手職員勉強会を開催しました。
本勉強会は、概ね経験年数5~10年の国立大学法人等の若手職員を対象に、国立大学等の若手職員の目的意識の改革及び資質向上と若手職員間の相互交流を目的として開催しており、今回は、各大学等から113名が参加しました。
昨年度以前に本勉強会に参加した国立大学法人等の職員10名が、企画員としてプログラムの検討や当日の運営を行っており、今年度は「国立大学法人等の理想と現実を語ろう!」をテーマに実施しました。参加者は事前に当協会が1月に公表した「高等教育における国立大学法人の将来像(最終まとめ)」を読んでレポートを書くなど、準備をしたうえで勉強会に臨みました。
1日目は、当協会専務理事の山本健慈による開会挨拶、企画員による本勉強会の趣旨、概要説明の後、10のグループに分かれ、参加者が考える各大学における問題点を発表し、グループ内で共有した問題点の中から解決すべき点とそれに対する理想について議論しました。中間報告会で他グループと内容の共有を図った後、山口裕之氏(徳島大学総合科学部教授)から「大学改革という病をみんなで何とか治そう」と題した講演が行われ、法人化以降行われている大学改革の現状とその結果、それらを踏まえた上で大学教職員はどうすべきかについてお話がありました。講演後の質疑応答では講演内容についてだけでなく、著書の内容についての質問もあり、参加者の積極的な姿勢がうかがえました。1日目の日程終了後には、山口氏、当協会関係者も交えた情報交換会が行われ、若手職員同士の親睦を深めました。
2日目は、前日に引き続きグループワークを行い、各グループで理想の姿を実現するために必要な仕組み、組織、人材、能力、規則等について議論を深めました。最後に行われたグループ発表では、問題となっている現実、その現実に対する理想、理想実現のためにどのようなことが必要かについてプレゼンテーションを行いました。参加者からは、各グループの発表について、多数の積極的な質問があり、活発な意見交換が行われました。また、当協会山本専務理事及び木谷常務理事から、各グループの発表に対する感想と研修全体を通した講評が述べられました。
なお、グループ発表資料は、参加者が再度検討を重ねブラッシュアップを行ったうえで、後日当協会の会員専用ページに掲載する予定です。
【講演】
「大学改革という病をみんなで何とか治そう」
徳島大学総合科学部教授
山口 裕之 氏