国立大学協会が国際大学協会(IAU)に新規加盟(10/11)
お知らせ
10月11日、国立大学協会(以下「国大協」という。)は、国際大学協会(International Association of Universities: IAU)に団体会員(Member Organization)として新たに加盟しました。
今回の加盟は、本年2月に、IAUのABDUL RAZAK会長から里見国大協会長宛て、IAU加盟を求める招待状が接到したことを受けたものです。
同年9月14日開催の国大協国際交流委員会(平成28年度第2回)における承認後、所定の申請手続きを経て、10月11日付けIAUからの書簡をもって、正式に、国大協がIAUへの加盟を承認されました。
IAUは、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)のプログラム実施において協力関係を有するNGO(非政府組織)で、昭和25年(1950年)にUNESCOの下に、世界全域にわたる教育の発展と、そのための高等教育研究機関相互の組織的な協力の発展を目的として設置された国際コンソーシアム組織です。
また、IAUは世界で最も多くの大学が加盟する大学等高等機関間連盟であり、平成28年(2016年)10月現在、約120か国の605大学等(うち、日本は24大学)、32団体(うち、日本は1団体)が加盟しています。
IAUの機能・役割としては、主に次のことが挙げられます。
- 高等教育の指導者をまとめ、主要トピックスと現存課題に関する意見交換を行うための世界規模プラットフォームの構築。
- 世界規模の高等教育機関・制度に関する独自データベース(The World Higher Education Database Portal : WHED)の維持管理。
- 比較・国際的観点からの高等教育における傾向の分析、モニター、情報提供。
- 高等教育コミュニティの関心事項に関する国連、OECDなど国際機関に対する提唱・推進。
- 複数の専門分野における高等教育機関からの要望に応じた、能力開発と政策的助言の提供。
国大協としては、IAU加盟により得られる、世界の高等教育に係る各種情報の会員大学への提供や、IAUの国際会議出席等を通じて、海外の団体会員との新たな関係構築のきっかけ作りを行うなどして、国大協及び会員大学にとって有用となる活動に積極的に取り組んでいきます。
(参考)IAUウェブサイト http://www.iau-aiu.net/