大学の自律的化学物質管理ガイドライン(第2版)
令和6年1月

 

令和4年2月に労働安全衛生法施行令等が改正されました。化学物質規制を従来の「物質ごとの個別規制」からリスクアセスメントを中心とした「自律的な管理」を基軸とする規制に移行することが制度改正のポイントであり、改正の内容によって、令和5年4月と令和6年4月の2回に分けて、施行されることとなっています。
この改正に対応するにあたり、大学の特殊性を踏まえた合理的で効果的な方法を構築し、大学の規模等によらず、全国立大学が統一的な考え方をもって化学物質管理を行うことができるようにするために、国立大学独自のガイドラインの策定が必要であることから、当協会においては教育・研究委員会の下にワーキンググループを設置し検討してきました。
本ガイドラインでは、化学物質やその管理に関する基礎的な素養を持った学生を育成するための教育も含めて、日本全体の安全や化学物質に対するリテラシーの向上に貢献することもコンセプトとしています。
令和5年3月に公表した「大学の自律的化学物質管理ガイドライン―リスクアセスメントと教育を基軸とした自律的管理の構築―(第1版)」(令和5年4月施行分に対応)に続き、この度、令和6年4月施行分に対応のうえ、特に教育や健康管理部分において最新の情報を盛り込むなど大幅に内容を更新した第2版をとりまとめましたので、公表いたします。

 

大学の自律的化学物質管理ガイドライン―リスクアセスメントと教育を基軸とした自律的管理の構築―(第2版)

【概説】大学の自律的化学物質管理ガイドライン―リスクアセスメントと教育を基軸とした自律的管理の構築―(第2版)

2024.4.1施行分の法的要求事項と大学として必要な準備


【参考】
・厚労省HP(化学物質による労働災害防止のための新たな規制について)
・労働安全衛生総合研究所HP(「よむ」化学物質の管理が変わります !)
・労働安全衛生総合研究所HP(「みる」化学物質の管理が変わります !)