第1部 国立大学における身体に障害を有する者への支援の現状
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4 身体に障害を有する学生の授業・学生生活支援の実際 入学後の授業の配慮については、カリキュラム上で特別措置をしている大学は10%と少ないが、講義上や実験・実習・実技上では70%近い大学が特別措置をしている。ただし、すべての講義、実験・実習・実技となると、まだごく少数である。
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4-1 修学上での特別措置について カリキュラム上での特別措置のある大学は10校(10%)、ない大学は89校(90%)となっている。あると回答した10大学のうち、一部変更を教授会で認めている(認めた)大学が7校、その他(特別クラスの設置等)が4校となっている(複数回答1校あり)。 |
講義上での特別措置をしている大学は67校(68%)、していない大学は32校(32%)である。特別措置をしている大学のうち、必要に応じてすべての講義に措置できる体制にあるのは4校のみである。大半が一部の講義に措置したり、それぞれの判断により対応しているのが現状である。 実験・実習・実技上での特別措置をしている大学は69校(70%)、していない大学は30校(30%)である。講義上での特別措置と同様、すべてに措置をしているのは少数である。 |
4-2 経済的支援について 経済的支援の措置をしている大学は17校(17%)で、していない大学は82校(83%)である。支援の内容は、一般奨学制度の中で配慮している大学が15校、その他(授業料免除、民間団体の奨学制度等)が3校である(複数回答1校あり)。大学で特別奨学制度を設けているところはない。 |
4-3 修学上の相談への対応 修学上の困難や支障についての相談への対応は、している大学が72校(73%)、していない大学は27校(27%)である。していると答えた大学のうち、当該学生を対象とする相談窓口があるのが31校、当該学生の相談に対処する特別の委員会等の組織があるのが11校である。また、その他が50校(各種委員会、学生相談室、指導教官等で対応)である。 |
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