日韓交流事業 Korea Japan University Presidents’ Forumに協力(5/9)
お知らせ
国公私立大学団体国際交流担当委員長協議会(JACUIE)は、2024年5月9日に、韓国ソウルにて、韓国の大学関係団体である韓国大学教育協議会(KCUE)及び韓国財団(KF)が共催した国際会議「Korea Japan University Presidents’ Forum」に協力しました。本フォーラムは、日韓双方より大学長を中心として、日本からは国公私立大学20大学及びその他関係機関より計42名、韓国からは18大学及びその他関係機関計36名が参加し、講演及び事例発表と意見交換、情報共有を行いました。
はじめに、KCUEのPark Sang-Gue会長、KFのRhee Jongkook副理事長、JACUIEの湊長博座長(京都大学長)、韓国教育部のLee Juho長官、在韓日本大使館の實生泰介公使、全国経済人連合会のKim Chang Beom副会長、KCUEのChang Jekuk前会長(東西大学校長)より、開会の挨拶があり、これまでの日本と韓国の友好関係の継続の意義とフォーラム開催にあたっての各所への深い感謝とともに、今回のフォーラムが双方の高等教育の更なる発展の機会になることへの期待が述べられました。
この後、JACUIEの湊長博座長とKCUEのPark Sang-Gue会長の間で、贈呈品交換が行われました。
次に、基調講演があり、「第4次産業革命時代の高度専門人材の育成(STEM分野を含む)」というテーマの下に、江原大学校のKim Heon Young学長より、社会変化に伴う韓国での大学の枠組みの変革や取組みについて、また、北海道大学の寳金清博学長より、VUCA社会の求める高度人材育成のための大学院教育の変革として、産学連携や海外からの人材獲得について述べられました。
続いて、「国のソフトパワーとしての大学の役割」「大学・自治体・産業界の連携ケーススタディ」「二国間高等教育における留学生交流促進への提言」をテーマとする3つのセッションが行われました。各セッションでは、日本と韓国の各大学又は関係機関から独自の特色ある取組みが紹介され、モデレーターの下で2名の発表と4名の討論者が登壇し、活発な質疑応答、討論が行われ、日韓共通の大学と社会が抱える問題及びその解決への取組みへの関心の高さが窺えました。
フォーラム前には、ティータイムセッションが設けられ、JACUIEの湊長博座長、在韓日本大使館の實生泰介公使、韓国教育部のLee Juho長官、KCUEのPark Sang-Gue会長、KFのRhee Jongkook副理事長、全国経済人連合会のKim Chang Beom副会長、KCUEのChang Jekuk前会長の7名で意見交換が行われました。
フォーラム前夜及び閉会後は、歓迎レセプション及び夕食会が開催され、和やかな雰囲気の下、日韓両参加者がより親睦を深めました。
フォーラムの様子:
湊長博JACUIE座長による開会挨拶 基調講演を務める寳金清博北海道大学長
モデレーターを務める那須保友岡山大学長 谷岡一郎大阪商業大学長による事例紹介
ディスカッサントを務める鮫島浩宮崎大学長 大谷浩島根大学長による事例紹介
及び米山裕立命館アジア太平洋大学長
ディスカッサントを務める加藤敦子都留文科大学長及び加藤映子大阪女学院大学長
贈呈交換を行う湊長博JACUIE座長(左)とPark Sang-Gue KCUE会長(右)
フォーラム参加者集合写真
プログラム:
Korea Japan University Presidents’ Forum
※基調講演の資料は、以下の「日本側大学発表資料」に差し替っております。
日本側大学発表資料:
基調講演:北海道大学 寳金清博学長
Session1:大阪商業大学 谷岡一郎学長
Session3:島根大学 大谷浩学長