(3) 「1年課程の特化された修士大学院」の教育方法について
大きな問題は、従来の修士課程で、大学院レベルの水準を維持する役割を果たしてきた論文の扱いであろう。教育内容として、「特化した実践的教育」については、学長・学部長とも60%程度が賛成しているが、「特定の課題研究」「実務研修」については、教育学部長は賛成しない方が強い(図40―1〜3外円が学部長、内円が学長を表す)
なお、「特化した実践的教育」、「特定の課題研究」、「実務研修」の三者のウエイトについては、賛成の度合いから、次のような数値が導かれる。
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学長 |
学部長 |
特化した実践的教育 |
3.23 |
2.96 |
特定の課題研究 |
2.89 |
2.33 |
実務研修を重視 |
2.56 |
2.28 |
注:各設問のウェイトを単純化するため、「賛成」=4、「大体賛成」=3、「あまり」=2、「賛成しない」
=1で点数を総計し、有効回答数によって除した。2.50が平均となり、高いほど賛成。
*非該当・回答拒否2含む
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